Kissa Koukei near Kyoto University
I experienced a new dimention of light-roasted coffee.
【超訳】
百万遍に植物性のお菓子と自家焙煎珈琲のお店が新しくできたとのことで行ってまいりました。シサム工房の横の小道を入っていくと、奥まったところに京町家を改装した小さなお店が。シサム工房に面した今出川通は、学生時代に文字通り百万回は通っている道なのですが、こんな小道があることに全く気が付かなかったです。百万遍近辺の今出川通は京大生や車の往来がごったがえしているのに、一歩奥まってみるとえらいもので、この京町家には車の音も喧噪も聞こえない静かな空間と時間が流れています。
珈琲は、ブラジル・エクアドルの浅煎りブレンド「灯」とブラジル・ルワンダの中煎りブレンド「宵」があるとのことで、今回は前者を注文。そしてお菓子を見ると「本日のローケーキ」というのがありました。聞くと有機バナナとココナッツミルクのケーキに無花果のソースを添えているとのことで併せて注文。ペーパードリップの珈琲を一口。あぁぁ、美味しい、、、まず香りがいわゆる「フローラル」と表現される、何かの花のような香りと、香ばしいローストナッツ香があわさった軽やかな香り。そして、カシューナッツのようなライトなコクに柑橘系のまろやかなフルーティーさの美味。別の品種でいうならグアテマラなど、中南米系の良い浅煎り~中煎りはフローラルさがあったりするのですが、その香りがこの珈琲にはあって、その香りの影響からか、フルーティーさとコクとあわさると蜂蜜のような甘さも連想されます。
で、一般的に浅煎りは酸味が前に出がちなので湯温を熱めにして香り高くし、かつ濃度は軽めに酸味をそこまできつく感じさせずに、というアプローチなのですが、この珈琲は湯温はいわゆる通常の範囲で、かつ濃度も通常の範囲。ロースト感もちゃんと担保している。でも酸味は非常にまろやかで全くきつくないし、むしろそのまろやかな酸がフルーティーの良いところのみと穏やかな余韻を創り出しています。このロースト感とライトなコクが、フルーティーな酸を包み込んでいるような感じで、濃度を担保しているのに全体的に穏やかで優しいのです。それゆえに植物性のお菓子とも非常にバランスがよいというわけか。へぇぇ、こんな浅煎りのアプローチは今までない経験かも。非常に美味しいし非常に勉強になりました。浅煎りって明るくすっきり爽やかに、みたいなイメージだけど、この浅煎りは心落ち着きながらいただける感じ。今までにないイメージを得て感動しました。
ほんでもってこのローケーキがまた感動!「バナナのケーキ」ってバナナパウンドケーキみたいに焼きこんでいるか、実がそのままケーキの上にポンと乗っているようなものしか食べたことなかったのですが、このバナナのなめらか濃厚なのに後味はさっぱりとしたフィリングの絶妙な優しい美味よ!カシューナッツやココナッツオイルとか豆乳とかも入っているらしいです。無花果のソースの優しい寄り添い方も絶妙。こんなケーキ人生で初めて食べたよまじで。珈琲とあわさって優勝オブ優勝。
小さく穏やかに音楽が流れる京町家で、日常の喧噪から逃れた穏やかな珈琲時間。このお菓子と珈琲と時間の経験はこのお店でしかできないですね。行ってよかった。皆さまも百万遍近辺にお越しの際は必ず行くべきだと思います。
弊ブログをご覧いただくにあたって、以下の文をお目通しいただければ幸いです。






